WAONについて
WAONはイオングループの電子マネーサービスです。
イオン・マックスヴバリュなどでおなじみだと思います。
WAON概要
運営母体 | イオンリテール |
タイプ | プリペイド |
チャージ限度額 | 残高: 20,000円 または 50,000円 1回のチャージ: 29,000円または49,000円 |
チャージ方法 | 現金 クレジットカード オートチャージ |
支払いでの獲得ポイント | WAON Point/WAON ポイント |
Apple Pay | 非対応 |
nanacoと同じく、公共料金の支払いが可能です。
また、JMB WAONというWAONポイントではなく、JALマイルが直接できるカードがあり、JALマイルとの相性が抜群にいい電子マネーです。
nanaco同様、公共料金の支払いはポイント付与対象外ですが、チャージでポイントを獲得することができます。
WAONの種類
WAON種類にはおおまかに、下記の4タイプがあります。
- おサイフケータイのWAON
- カードタイプのWAON
- クレジットカード、キャッシュカード付帯のWAON
- JMB WAON (モバイルJMB WAONあり)
おおまかに4タイプに分けましたが、WAONは提携カードが多く、利用金額の0.1%をイオンが自治体などに寄付するご当地WAONや、特定の企業(例えば吉野家、ヤマト運輸など)と提携したWAONがあります。
特定の企業と提携したカードでは、特有のサービスを受けたりできます。(券面が異なるだけという場合もあります)
おサイフケータイのWAON
スマホにモバイルWAONアプリを入れることで、利用可能です。
カードタイプと違い、発行手数料はかかりません。
支払い・チャージ・ポイントの交換・利用状況の確認がスマホ上で可能です。
標準のWAONに相当するモバイルWAONとJMB WAONに相当するモバイルJMB WAONがあるので、間違えないようにしましょう。
カードタイプのWAON
基本的に発行手数料として、300円が必要ですが、一部の提携カードでは無料のものもあります。
また、55才以上が対象のG.G. WAONやご当地WAON、他企業との提携したWAONの大部分がこのタイプです。
クレジットカード・キャッシュカード付帯のWAON
イオンは、WAON一体型というWAONが付帯したクレジットカードを発行しており、またイオンクレジットサービス発行のコスモ・ザ・オーパスカードにもWAONが付帯しています。
それだけではなく、VJAグループ発行のクレジットカード、三井住友カードにもWAON付帯タイプがあるので、手持ちのカードにWAONが付いている人も意外といるかもしれません。
クレジットカードとして支払った場合は、クレジットカードのポイントが貯まるのですがだいたいのポイントはWAONポイントへの移行が可能です。
イオンはJALと提携したイオンJMBカードを発行しており、こちらはカードショッピング200円で1マイルが加算されます。
また、イオン銀行のキャッシュカード(及びデビット機能付きキャッシュカード)にはWAONが付帯されていますが、キャッシュカード付きらしく、チャージ・オートチャージができます。銀行口座から直接チャージされるイメージで便利だと思います。
デビットカードタイプであれば、チャージでも200円=1ptのWAONポイントが付与されます。
WAON利用でのポイント
WAONでの支払いでは、200円=1ポイントですが、イオンでの利用に関しては常時キャンペーンが開催されています。
- 毎月20日・30日にイオンのお店ではWAONの支払いで5%OFF
- 毎月5日・15日・25日にイオンのお店で買い物すると、WAONポイントが2倍
→ JMB WAONの場合、WAONポイントではなくJALマイルが加算されます。 - 毎月10日に対象店舗にて、WAONの支払いでWAONポイントが5倍
→JMB WAONの場合、WAONポイントではなくJALマイルが加算されます。 - 毎月土日にハッピーゲート端末にWAONカードをタッチして、2WAONポイント獲得
→ JMB WAONの場合、2WAONがプレゼントされます。
いずれもかなり強力なイベントなので、普段イオンを利用している場合は現金よりWAONで支払った方がお得だと思います。
WAONへのチャージでポイントを貯める
WAONへのチャージは、現金・クレジットカード・キャッシュカードからのチャージになります。
WAONへのチャージ可能なクレジットカードも多いのですが、やはりチャージでのポイント付与に対応したカードはかなり少なくなっています。
下記カードであれば、ポイントも獲得可能です。
カード名 | 貯まるポイント | ポイントレート |
---|---|---|
イオンカードセレクト(オートチャージのみ) イオンバンクカード(デビット付き) | WAONポイント | 0.5%~1.5% |
JALカード JAL ・JCBカード JALカード DC(VISA/Master) JALカード TOKYU POINT ClubQ | JALマイル | 0.5% 1%(ショッピングマイルプレミアム入会時) |
JALカードからはJMB WAONにしかチャージできません。 チャージでのポイント付与はキャンペーンで行われているため、2018年3月までの限定です |
イオンカードセレクトは、オートチャージでしかポイントが付与されませんので、注意してください。
ANA陸マイラーにおススメのクレジットカード
ANAへの交換ルートは現在見つかりません。
以前WAONポイントをSuicaポイントに交換することができ、WAONポイント→Suicaポイント→Tポイント→ANAマイルができたのですが、2017年7月26日をもってWAONポイント→Suicaポイントへの交換が終了してしまいました。
ANA陸マイラーはWAONを使用してのマイル取得は諦めた方が良さそうです。
JAL陸マイラーにおススメのクレジットカード
選択肢はJALカードしかありませんが、期間限定キャンペーンです。
JMB WAONとJALカードの活用でJALマイルを直接貯めることができます。
JALカードのチャージでのポイント付与は限られたカードが期間限定で実施しているため、チャージではポイントは今後つかなくなる可能性があります。
しかしながら、WAONをイオン系列で利用する場合は、WAONポイント2倍/5倍デーなどのイベントがあり、JMB WAONの場合は、JALマイルが2倍/5倍で貯まるので、チャージ分を引いても非常にお得だと思います。
WAONは、JAL陸マイラー向きといえるでしょう。
オートチャージについて
オートチャージはWAON加盟店のレジの支払いで行われますが、可能なのは、下記のカードです。
- WAONカードプラス
- イオンカード(WAON一体型)
- G.Gイオンカード
- イオンカードセレクト
- イオンバンクカード
- モバイルWAON(クレジットカード登録が必要)
- JMB WAON、モバイルJMB WAON (JALカードのクレジットカード登録が必要)
- イオンJMBカード(JMB WAON一体型)
- 三井住友カードWAON
- VJAグループ加盟店発行のWAONカード
- JP BANK カード WAON
- 吉野家WAON(イオンカードが必要)
- スポーツオーソリティWAONカードプラス
イオンカードセレクトであれば、オートチャージでもポイントが獲得できます。(というか、オートチャージでしかポイントがつきません)
イオンカードセレクトのオートチャージの場合、クレジットカード決済でのチャージではなく、イオン銀行口座の残高から直接引き落としされますので、残高不足の場合はオートチャージされません。
JMB WAONの場合は、JALカード(Visa/Master/JCB/TOKYU POINT ClubQ/)からのオートチャージが可能です。
イオンカードセレクトでのオートチャージ
イオンカードセレクトは、イオンカードの中でも唯一オートチャージでポイントが貯まるカードです。
それだけではなく、わくわくデー(毎月5日、15日、25日)のオートチャージでは、ポイントが1.5倍~3倍になるイオンカードセレクト限定の特典があります。
イオンカードセレクトはイオン銀行の口座が必要なのですが、「クレジットカード」「銀行」「WAON」利用の組み合わせで、イオン銀行ポイントクラブのステージが決まります。
(2018年4月から、ステージの決定条件が変更になります。2017年10月~3月の判定で、現行の判定は一旦終了するようです。)
ステージ | 過去6ヶ月の「イオン銀行からの」「イオンカード引き落とし金額」+「WAONの利用金額」の合計金額 |
---|---|
なし | 10万円未満 |
ステージ1 | 10万円以上 |
ステージ2 | 30万円以上 |
ステージ3 | 50万円以上 |
更に、わくわくデーでは、WAONの支払いでのポイントも2倍なので、WAONポイントを大きく貯めることができます。
イオンカード決済とWAON決済
イオンカードで決済した場合、WAONポイントではなく、ときめきポイントが貯まります。
ときめきポイントは1,000ptからWAONやJALマイルに交換可能です。
クレジットカードなので、WAONが使えない店舗での買い物でも200円=1ptを貯めることが可能です。
また、イオンで使った場合でも、追加ポイントが以下のように異なります。
WAONの場合→月間利用500円=1pt
イオンカードの場合→200円=2pt
仮に月に10,000円分の決済をしたとして、それぞれを比較しました。
- WAONで支払った場合: 120pt
(内訳)
支払い: 50pt (200円=1pt)
月間利用ボーナス: 20pt (500円=1pt)
オートチャージ: 50pt (200円=1pt) - イオンカードで支払った場合: 150pt
(内訳)
支払い: 50pt (200円=1pt)
追加ポイント: 100pt (200円=2pt)
となり、イオンカードでの決済の方がポイント付与率が高くなります。
唯一、毎月5日・15日・25日のわくわくデーでのポイント2倍デーで、WAON払いが優位に立ちます。(200円=2ptと、ステージ優遇が適用されれば、オートチャージでもポイント加算)
※イオンカードのポイントは、いつでも2倍なので、わくわくデーで更に2倍にはなりません
クレジット決済という点が気にならないのであれば、通常はイオンカードで決済した方がポイント的には有利と言うことは頭に入れておきましょう。
WAONが使えるお店
WAONの利用できる店舗は、イオングループだけでなく、マクドナルド、吉野家やセブンイレブン以外の大手コンビニ(ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、サークルKサンクス)などとかなり多くなってきています。
詳しくは、https://www.waon.net/shop/waon/ を参照してください。
ネットショップでの対応
WAONが利用できるネットショップは、イオンショップとイオンネットスーパーのみです。
セブンネットショップと比べると商品の幅はかなり狭いのですが、決済自体簡単です。
カードタイプではリーダーが必要ですが、モバイルWAONだと、端末上で決済が可能ですし、イオンネットスーパーは配送ドライバーの端末で玄関先で決済が可能でです。
公共料金の支払い
nanaco同様に、WAONもミニストップで公共料金の支払いが可能ですが、公共料金の支払いでは、ポイントは付きません。
注目なのは、オートチャージで、イオンカードセレクトでオートチャージすれば、わくわくデーであれば、WAONの支払いの際のオートチャージで、ポイントがきっちり2倍になります。
ただし、オートチャージは1日1回ですし、チャージ上限は49,000円になります。また、複数のWAONで分割して支払うことができないので、金額次第では利用できない(現金との併用払いになる)ため、その点はnanacoに対して劣る点かと思います。
JMB WAONでは実はマイルが貯まる?
管理人は、実は近所にミニストップがないので試したことがないのですが、
ミニストップでJMB WAONを使って公共料金を支払うと、実はJALマイルが獲得可能という記事が散見されます。表向きは、公共料金はマイル付与対象外なのに、実はマイルが付与されて、ポイント2倍・5倍デーではその分も加算されるらしいのです。
機会があったら試してみたいのですが、なかなか機会に恵まれません。
今度自動車税支払うタイミングで旅行にでも行けたら試せるかもしれません。
デメリット
加盟店も増加中ですし、コンビニでの支払いもセブンイレブン以外では可能で、扱いやすい電子マネーと言えます。
特に、ファミリーマートでは、WAON支払い+Tポイントカード提示でポイントの2重取りが可能です。TポイントはJALマイラー向けではないので、悩ましいところではありますが。
しかしポイントや支払いに関する特典が、ほぼイオングループ専用のため、イオンを使わない人にとっては、還元率もさほど高くないところがデメリットと言えるでしょう。
Apple Pay非対応
ほとんどのプリペイド式の電子マネーでもそうですが、Apple Payに非対応です。
まとめ
イオングループを利用する人にとっては、持っていないと損といえるぐらい利便性の高い電子マネーです。
イオンを利用するJAL陸マイラーにとっては、ほぼ必須と言っても良さそうです。
ただ、イオン以外で利用するとなると、還元率もさほど高くないため、利便性を考えて他の電子マネーを検討する方がいいと思います。
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